外国人介護人材の“リアル”をお届け!

今回は、インド人の特定技能人材を受け入れ始めて1年経った「医療法人社団桐光会」を取材しました!人材側と施設側にいろいろお伺いしたので、是非最後までお読みください>□<
笑顔いっぱいの3人のインド人人材をレポートします!

慢性的な人手不足が続く中、「日本人だけで人材を確保し続けることの難しさ」を感じていたことが、外国人介護職員の採用を考える大きなきっかけでした。当初は技能実習生の受け入れも検討していましたが、法人内では「一定期間で帰国してしまうのであれば、長期的な戦力として考えにくいのではないか」という声もありました。
その後、令和4年の茨城県大会でZenkenを知り、令和5年に事務長へ就任。日本人採用の難しさを改めて感じる中で、「これからは外国人材の採用にも本格的に向き合う必要がある」と考え、受け入れに踏み切りました。

受け入れ準備では、住まいや生活用品など、最初に何をどこまで揃えればよいのか分からない部分も多くありました。
その中で意識したのは、必要なものをなるべく低コストで整えながら、日本での生活を安心して始められる環境をつくることです。生活面の準備や受け入れ後の対応については、Zenkenのサポートも活用しながら進めていきました。「安心して任せることができた」という実感があり、今まで受け入れを継続できている大きな支えになっています。

受け入れ前の現場には、当然ながら不安もありました。 言葉は通じるのか、文化や生活習慣の違いは大丈夫なのか、どのように教育していけばよいのか。新しい取り組みだからこそ、さまざまな声が上がりました。
そこで、まずは他施設の成功事例を共有しながら、職員が感じている不安を一つずつ抽出。そのうえで、「国籍によって常識が違うことを前提に、まずは受け入れていこう」と丁寧に説明を重ねていきました。また、現場には「ウェルカム感を出してほしい」と伝えました。すると職員の皆さんが柔軟に受け止めてくださり、受け入れに向けた前向きな空気が少しずつ生まれていきました。

言葉や文化の違いに対しては、「完璧に伝えよう」とするよりも、まずコミュニケーションを取ることを大切にしています。日本人職員には、ゆっくり、わかりやすく、丁寧な日本語で話すことを意識してもらい、必要に応じて英語も交えながら伝えるようにしています。また、施設のスマートフォンで翻訳機能を活用し、お互いの理解を深める工夫もしています。
一方で、日本のやり方に合わせてもらうだけではなく、インドの文化ももっと出してほしいと考えています。異文化交流は、職員にとってもご利用者様にとっても、新しい学びや楽しさにつながる大切な機会です。

外国人材の採用を検討中、または一歩踏み出せずにいる経営者・人事担当者様へ

Q. 海外人材を採用することで、何か変わったことありますか?
外国人職員が加わったことで、現場には前向きな変化も生まれています。
特に印象的だったのは、彼女たちが仕事に真摯に向き合う姿です。その姿を見て、日本人職員も「自分たちもしっかりしなきゃ」と良い刺激を受けているように感じます。
また、ご利用者様が彼女たちに日本語を教えようとする場面もあります。ご利用者様にとっては「自分が役に立てている」という充実感につながり、外国人職員にとっては「声をかけてもらえた」「認めてもらえた」という承認感につながっています。
受け入れる側のご利用者様の方が、異文化を自然に受け入れる懐の深さを見せてくださったことも、大きな発見でした。


地域とつながる文化交流を通じて、外国人職員の魅力を発信していきたいです。
今後チャレンジしたいことの一つが、文化交流です。老健として、地域に開かれた施設であり、同時に地域へ出ていく施設でもありたいと考えています。
地域イベントなどの機会を通じて、外国人職員が自分たちの国の文化や魅力を発信できる場をつくっていきたいです。例えば、12月に開催される調布市の「ちょうふ福祉祭り」では、彼女たちにも参加してもらうことを検討しています。また、東京都福祉保健財団の公開見学会でも、実際に現場で活躍する姿を発信していく予定です。
「特定技能人材」という言葉だけで捉えるのではなく、彼女たちがどのように働き、どのように利用者様や職員と関わっているのかを垣間見できる機会を増やしていくことが、これからの受け入れ促進にもつながると考えています。

不安を一つひとつ共有し、解決していくことが、受け入れの第一歩です。
外国人材の受け入れに関心はあっても、最初は全体像が見えず、不安を感じる施設様も多いと思います。言葉の問題、宗教の問題、生活面でのトラブル、近隣との関係など、新しいことを始めるときには、どうしてもネガティブな意見が出てくるものです。
ただ、それらは「できない理由」ではなく、受け入れに向けて解決していくべき課題だと考えています。私は、「不安」「不快」「不満」といった言葉から"不"を外すことで、不安は安心に、不快は愉快に、不満は満足に変わっていくのではないかと思っています。ゼロを1に変えることは、とても大変です。けれど、1が始まると、自然と2になり、3になっていきます。
大切なのは、現場の不安をしっかり共有し、一緒に解決してくれる登録支援機関と出会うこと。それが、外国人材受け入れのはじめの一歩だと思います。


北東インド・ミゾラム州出身で、現在は日本で働きながら日本語学習にも日々励んでいます。
休日には文化、イベントや地域のお祭りを訪れ、日本ならではの伝統や文化に触れることを楽しんでいます。
日本の文化が好きで、日本で働きたいという想いから来日しました。東京での生活はとても良く、便利で面白い場所がたくさんあると感じています。休日は友達と買い物に出かけたり、レストランで話をしたりしながら、東京での暮らしを楽しんでいます。
仕事で一番やりがいを感じるのは、ご利用者様が元気になり、「ありがとう」と声をかけてくださる瞬間です。また、ご利用者様から「あなたがいてくれて嬉しい」と言っていただいたことが、今でも心に残っているそうです。

北東インド・アッサム州出身で、インドでは病院で勤務し、ホスピタリティを身につけてきました。
その経験を活かして、現在は日本の文化や生活にも興味を持ち、休日にはさまざまな場所を訪れることを楽しんでいます。
Zenkenから仕事の機会を得たことをきっかけに、日本で働く道を選びました。東京での生活はとても素晴らしく、日本に来てからさまざまな場所を訪れています。中でも、初めて富士山を見た日は特に印象深く、忘れられない思い出になっています。
仕事では、ご利用者様とコミュニケーションを取ることに楽しさを感じ、日々の関わりを大切にしています。働き始めた頃は、言葉の面でのコミュニケーションに難しさを感じることもありましたが、少しずつ日本語や職場での会話にも慣れ、成長を実感しています。

北東インド・ミゾラム州出身です。幼少期から日本のアニメに親しみ、日本文化やファッションに興味を持ってきました。
日本で働きながら、日本語や文化への理解を深め、多くのことを学びたいと考えています。
子どもの頃からの夢を叶えたい、そして日本の文化を実際に経験してみたいという想いから来日しました。東京での生活はとても楽しく、休日は友達と一緒にさまざまな場所へ出かけています。これまで訪れた場所はどこも素敵で、すべてが大切な思い出になっています。
仕事では、ご利用者様と一緒に過ごし、楽しく関わる時間にやりがいを感じています。特に、ご利用者様が自分の名前を覚えて呼んでくださる瞬間は、とても嬉しいそうです。「あなたがいてくれて嬉しい。あなたがお休みの日は寂しい」と言っていただいたことが、今でも心に残る大切な言葉です。
Heidy's Diaryとは
日本で働く外国人介護人材のリアルをご紹介する月刊誌!
インドネシア出身のヘイディが実際の介護現場にお邪魔し、外国人介護人材のお仕事や活躍の様子を独自の目線でレポートします。

ヘイディ
自分と同じく日本が大好きな外国人にとって、もっともっと働きやすい国にしたい。みんなの幸せが私の幸せにも繋がる!

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