共に業界の未来を担う外国人介護人材メディア『ケア・いろ』 » 外国人介護人材の受け入れに関するトピック » 受入れ国によってどんな違いがある? » インドネシア

インドネシア

慢性的な人手不足を抱える介護業界ですが、その解決の糸口となるのが外国からやってくる海外人材。数ある外国人のなかでも、今回はインドネシア人の人口や宗教、介護との親和性について解説しています。

概要

参照元HP:外務省(https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/indonesia/data.html)

イスラム教の文化・慣習

唯一神「アラー」を信じる一神教

イスラム教は、アラビアのムハンマドを預言者とし、神から授かった宗教。唯一神アラーを信仰する一神教で、キリスト教、仏教とともに三大宗教のひとつです。イスラム教は「スンニ派」「シーア派」の2つに分類されるのが特徴です。

イスラム教は世界各地に分布していますが、主にアジア、北アフリカ、中東で信仰されています。なかでもイスラム教は断食やメッカ巡礼など、独自の信仰があり、日本にいるイスラム教徒には、互いの理解が特に必要とされます。

アジアからの技能実習生を受け入れる場合、宗教による食生活慣習違いについて知っておくことが大切です。

断食や禁忌食材がある

イスラム教は宗教が生活の土台であり、食事への規制も他の宗教と比べて厳しいのが特徴です。

たとえば、イスラム教では豚肉禁忌とし、豚肉そのものだけはなく、豚を扱った厨房や調理器具まで拒否する人もいます。

そのため、日本に在住するイスラム教徒には食事のフォローが必要です。

場合によってはイスラム教の人でも食べることができる「ハラル認証」をつけることもあります。さらに、ラマダンといわれる断食期間もあり、イスラム教ならではの食事法があります。

介護業界との親和性

イスラム教を信仰し、日本と文化が大きく異なるインドネシア人ですが、日本における介護業界との親和性はどうなのでしょうか。

実際にはインドネシア人は日本人との親和性が高く、比較的穏やかな国民性であるといわれています。

家政婦として働く人も多く、人の役に立つことやホスピタリティに溢れた国民性であることがわかります。

また、インドネシアでは香港やシンガポールなど国外で働くことが珍しくはないので、日本においても柔軟に適応してくれるでしょう。

インドネシア人の特性

温和な性格

まずインドネシア人の特性として、「温和な性格」が挙げられます。

インドネシアは多民族国家であり、民族間の違いを受け入れながら共栄する国です。代表的なジャワ人をはじめ、比較的自己主張が控えめな、柔和な性格の持ち主であると言われています。

介護業界でインドネシア人を受け入れたとしても、職場内を穏やかな雰囲気にしてくれる一役を担ってくれるのではないでしょうか。

また、高いホスピタリティを発揮し、家政婦として外国で働く人も多いのがインドネシア人の特徴です。介護の現場においても、そのホスピタリティの高さを存分に生かしてくれるでしょう。

外国語の習得が早い

インドネシア人は外国で働くことが珍しくなく、外国語習得することに抵抗が少ないようです

また、小学校1年生から英語を必修科目としているため、語学習得に注力して教育をしているとも言えるでしょう。家政婦として他国で働く人のなかには、英語を流暢に話す人も多くいます。そのため、程度の差はあれど基本的に高い語学習得能力を持っていると考えていいのではないでしょうか。

インドネシア人は積極的に日本語を覚えようとする姿勢を持っているため、上達も早いはず。温和な国民性も相まって、あたたかみのあるコミュニケーションが期待できます。

それゆえ、介護業界との親和性も高いといえます。

インドネシア人を受け入れる際の注意点

温和な性格と高い語学習得能力で、介護業界からも期待されるインドネシア人。温かみのある人柄で、高齢者との相性も決して悪くはないようです。

一方で、インドネシア人は時間ルーズだという声もあります。なぜかというと、インドネシア社会では時間を1分単位で守る慣習がないことが原因のようです。

トラブルを回避するためにも、事前に互いの国民性を理解し、時間に対する認識をすり合わせておくことが重要だといえます。