外国人介護人材の“リアル”をお届け!

『Heidy's Diary 鳥取県特集』は、「令和7年度鳥取県特定技能外国人(介護)マッチング支援事業」の一環として発行する全4回のシリーズです。本特集では、同事業の利用にかかわらず、鳥取県で活躍する外国人介護人材や受入れ法人の皆さまをご紹介していきます。
鳥取県は、外国から来た人にとって「ちょっと住みにくい」と思われることもあります。でも、自然はすばらしく、人はとてもあたたかいんです。そんな鳥取県で、外国人職員が安心して働き、プライベートも楽しみながら、暮らしているのが、鳥取県日野郡江府町にある「社会福祉法人 尚仁福祉会」。
2021年から外国人の採用を始め、仕事も生活もバランスよく支える取り組みを続けています。今回は、そのヒミツをのぞいてみました!

「日本が大好き!」という気持ちが出発点。インドネシアで祖父母と暮らした経験から「人を支える仕事がしたい」と思い、介護の道に進みました。「ずっと行きたかった日本で頑張りたい」と決意して鳥取県へやって来ました。家族も応援してくれ、「日本でならきっと大きく成長できる」と背中を押してくれたそうです。
初めての飛行機の旅も緊張しましたが、「夢に一歩近づける」と胸が高鳴ったと言います。さらに来日前は日本のドラマやアニメを見ながら日本語を勉強していて、「いつか自分もその世界に入るんだ」と想像をふくらませていたそうです。

来日前は「言葉も文化も違うし、やっていけるかな…」と不安でした。実際に働いてみると、鳥取県の方言にびっくり!「え、そんな言葉、教科書にない!」と思ったそうです。でも「わからなければすぐに聞いてね」と声をかけてくれる職員ばかりで安心。
「最初は全然わからなかったけど、今は楽しめるようになりました」と笑います。さらに利用者さんとの会話の中で、鳥取県ならではの言葉を教えてもらうのも楽しみの一つ。「言葉って生きてるんだなぁ」と実感したと話します。ときには利用者さんがわざと方言を教えてくれて、「そう言うと鳥取っ子みたいだね」と笑われることも。そんなやりとりが心を近づけてくれているそうです。

日本語の勉強は毎日コツコツ30分。少しずつ上達し、利用者さんとの会話も楽しめるようになりました。休日は自然いっぱいの鳥取県を満喫。「海も山もきれいで、鳥取砂丘は絶対おすすめ!」と目を輝かせます。地域イベントに参加して友達もでき、地元の人とも少しずつ打ち解けてきました。
「鳥取県はみんな優しくて住みやすい。ここで介護福祉士の資格をとって、長く暮らしたいんです」。その言葉からは、仕事と暮らしの両方に安心と希望を感じていることが伝わってきます。鳥取県という場所が第二の故郷のように感じられるまでになっている、と笑顔で語ってくれました。



Q 外国人の受け入れで大切にしていることは何ですか?
「大事なのは受け入れの準備より、その後どう成長できるかです」と仰っていました。ラインワークスを使って引き継ぎをきちんと行い、担当が代わっても安心できる体制つくりをしました。宗教に関して、特に凄く工夫してという感じではありません。職員とも何も支障がでていないです。

小倉副理事長のお話を聞いていて感じたのは、仕組みづくりと同時に「暮らし」も大切にしているところです。引き継ぎの工夫など、細やかな気配りがあるからこそ、外国人職員も安心して働けるのだと思います。鳥取県という土地の人柄と、この施設の姿勢が合わさって“長く続けられる職場”をつくっているのだと強く感じました。

2021年に最初の中国人実習生を受け入れました。当初は不安もありましたが、実際に働く姿を見て「日本語も上手で真面目!」と驚きました。
外国人職員が加わることで、日本人職員も刺激を受け、現場の雰囲気が一層明るくなりました。
インドネシアの職員は明るく、現場がにぎやかになります。利用者さんも自然に笑顔になります。鳥取県は人手不足の課題があるから、外国人職員は地域に欠かせない存在。これからも仕事と生活を両面から支えながら一緒に成長していきたいです。

最初は“私にできるの?”と不安でした。でも実際に技能実習生と接してみると、学ぶことがたくさんありました。指導を通じて自分を見直すきっかけになり、成長にもつながりました。
技能実習生は教える相手であると同時に、日本人職員にとって学びの存在でもあります。お互いの距離が近づき「一緒に頑張ろう」という気持ちが自然に育ちます。仕事も生活も共に成長できます。


一緒に買い物やイベントに参加したりします。ときには「サテパーティ」を開いてインドネシア料理を楽しむことも。※サテはインドネシアの焼き鳥です!
料理をしながら母国の話を聞いたり、日本の食文化を紹介したりしています。休日に鳥取砂丘や地元のお祭りへ行くこともあり、職員にとって「日本にいるけど一人じゃない」と思える時間になっています。

日本に来ても“ここが私の家だ”と思えるようにしてあげたいんです。インドネシア語も話せるので、母国語で安心して気持ちを伝えてもらえるのも強みだと思っています。職員にとって“安心できるお姉さん”のような存在でありたいと考えています。



ハッピさんは将来、介護福祉士の資格を取得することを大きな目標 に掲げています。毎日の日本語学習を欠かさず、忙しい仕事と両立しながらもコツコツと努力を続けています。「少しずつでも勉強すれば必ず前に進める」と話す姿からは、前向きな気持ちと強い意志、そして自分自身を信じる力が感じられます。
さらに「資格を取ったら、もっと利用者さんの力になりたい」と夢を語ってくれました。資格を取得したその先には、鳥取県で長く暮らしながら地域に恩返しをしたいという願いも込められています。
休日には鳥取県の自然や地域イベントを楽しみながら、日本の文化を吸収することも忘れません。友人や同僚と一緒に地域の祭りに参加して踊ったり、インドネシア料理をふるまって交流を深めたりすることもあります。こうした交流は彼女にとって、ただの楽しい時間ではなく、文化を理解し合う大切な学びの場でもあります。
「鳥取県はみんなやさしくて住みやすい場所。ここで長く暮らしたいです」と語る表情は、自分の居場所を見つけた安心感と未来への希望で輝いていました。
日本での生活は新しい挑戦の連続ですが、そのひとつひとつが彼女にとって“未来への第一歩”となっているのです。挑戦を重ねるたびに自信が増し、未来の夢が少しずつ具体的な形に近づいているようでした。
ハッピさんこれからも、頑張ってください!



中山間地域は人がなかなか集まりにくいという課題があります。しかし今回の取材を通じて、人のやさしさやちょっとした工夫があれば、「ここで働きたい、ここで暮らしたい」と思える環境になるんだと改めて感じました。外国人を仲間として受け入れ、仕事面のサポートと生活面の支えの両方を整えることで、初めて「定着」につながるのだと実感しています。
Heidy's Diaryとは
日本で働く外国人介護人材のリアルをご紹介する月刊誌!
インドネシア出身のヘイディが実際の介護現場にお邪魔し、外国人介護人材のお仕事や活躍の様子を独自の目線でレポートします。

ヘイディ
自分と同じく日本が大好きな外国人にとって、もっともっと働きやすい国にしたい。みんなの幸せが私の幸せにも繋がる!

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