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Heidy's Diary VOL.12

外国人介護人材の“リアル”をお届け!

辞めないって本当?
笑顔と絆が自然に育ち
心がほっとする職場

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人が辞めない施設!?

「ここは人が辞めない施設なんです」最初にそう聞いたときは、ちょっとびっくりしました。介護の現場って、忙しくて入れ替わりも多いと聞くのに…本当にそんな施設があるの?気になったので、実際に行ってみました!

小田原市にある特別養護老人ホーム「潤生園」。この春、満開の桜に囲まれたこの施設を訪れると、落ち着いた空気と自然な笑顔にすぐ気づきました。「辞めない理由」——その答えは、この空気の中にあるのかもしれません。では、もう少し中をのぞいてみましょう。

施設

自分らしさを活かせる場所

潤生園ではインドネシア人2名が所属しています!そのうちのひとり、現在、子育てをしながらパート勤務中のアリさん。日本人のご主人と2人のお子さんと暮らしています。「じっと黙ってるのが苦手なんです(笑)」と話すアリさんの明るさが、職場の空気をさらにあたたかくしています。

もうひとりが日本での生活はもう7年目になるアナンさん。介護の仕事を始めたのは2年ほど前ですが、現場では大活躍中!「利用者さんから“安心するよ”って言ってもらえたことが、いちばんうれしかったです」

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マスクの裏でも明るさが隠せない
アリさん(左)とアナン(右)さん

ちがうからこそ、支え合えるチームに

潤生園では、インドネシアだけでなく、ミャンマー、ネパール、ベトナム、ウズベキスタン出身の職員たちも働いています。 どの国の職員も、「チームの一員」として自然に溶け込み、利用者さんとの関係もとても良好です。

あるミャンマー出身の職員さんはこう話してくれました。「日本語はまだ完璧じゃないけど、みんながゆっくり話してくれて助けられています」ネパール出身の職員さんも、「お互いに違いがあるのは当たり前。だからこそ、“ありがとう”を大事にしています」

多様な文化が“違い”ではなく、“支え合いの力”になっている。それが、潤生園のいちばんの魅力かもしれません❤

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みんなで写真撮りました~

小さな「できた!」が自信になる

入職したばかりのミャンマー出身のスさんがいました。正直、「初日で緊張しているかな?」と思いながら話しかけてみると… そこには、緊張しながらも笑顔いっぱいで周りとコミュニケーションをとろうとする姿がありました。そこで、ミャンマー出身の先輩アウンさんに聞いてみました。最初は「この仕事、できるかな…?」と不安だったそうですが、「おむつ交換ができた!」「食事介助がスムーズにできた!」など、小さな成功がどんどんアウンさんの自信に変わっていったそうです。
一緒に働く仲間が見てくれていて、「できたね!」と声をかけてくれるのも励みになっています。

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スさんとアウンさん♡~

仲間がいるから、大丈夫

この施設で働いていて一番うれしいことは?と外国人職員のみなさんに聞くと、「話しやすい仲間がいること!」という答えがたくさん返ってきます。「困ったときに、すぐ相談できる」「うまくいかない日でも、“どうしたの?”と気にかけてくれる」そんなふうに“なんでも話せる関係”が、自然にできている職場です。

国籍も年齢も関係なく、「ここにいて心地いい」と思える空気があるから、仕事だけじゃなく、毎日の時間そのものが心地よくなっていきます。「この職場、大好きです!」そう話す職員の表情が、何よりの証しです❤

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お昼の準備でお味噌!
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入職したばっかりのミャンマー人 チョウさん
頑張ってください!

海外人材の採用や育成・教育の
ご担当者に質問!

答えてくださったのは…
井口施設長

井口施設長

Q 職場づくりで大切にしていることは何ですか?

“安心して話せる空気”をつくることです。ミスをしても責められない、困ったときに『助けて』と言える。そういう雰囲気があると、職員はのびのびと働けますよね。 でも、それは外国人に限らず、誰に対しても同じです。“誰でも安心していられる場所”にすることが、長く働ける職場づくりにつながると信じています。

ヘイディの気づきと学び

ヘイディ

井口施設長が話していた「人が辞めない施設」という言葉。最初はちょっと信じられませんでした。でも実際に現場で働く人たちの表情や、あたたかい空気にふれて納得しました。困ったときに声をかけ合える仲間がいて、ちゃんと相談できる上司がいる。そんな“安心”があるからこそ、「ここで働きたい」「ここにいたい」と 思えるんだと感じました!

社会福祉法人小田原福祉会
特別養護老人ホーム「潤生園」に
インタビュー!

今回お話を伺った方は…
井口施設長
片倉係長

井口施設長&片倉係長

職員が定着する職場の秘密

「特別なことはしていないんですよ」と笑う井口施設長。でもその言葉の裏には、“誰もが安心して働ける空気”を大切にしてきた想いがあります。
失敗しても責められない。困ったときには声をかけてもらえる「ここなら続けられる」と自然に思える環境が、“人が辞めない”と言われる理由なのかもしれません。

忘れられない、ちょっと笑える思い出

取材の最後、「何か面白いエピソードありますか?」と聞いてみると、井口施設長と片倉係長は顔を見合わせながら、思い出し笑いをしていました。「そういえば、インドネシアから来た職員が、真冬に短パンでアパートで過ごしていたのです(笑)」「電気代がすごいことになってて、本人もあとでびっくりしてましたよ(笑)」その数日後、冬の対策を教えて、みんなで鍋パーティーしたそうです!

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今後どんな成長を期待していますか?

支えられる側”から“支える側”へ。未来のリーダーに!

外国人職員のみなさんには、これからもどんどんキャリアアップしていってほしい—それが施設長・井口さんと係長・片倉さんの共通の願いです。
「介護福祉士の資格を取って、ぜひ後輩を支える側にもまわってほしい」「ここで長く働いてくれているだけでもありがたい」と話しつつも、“次のステップ”を後押ししてくれる環境があることが、潤生園の強みです。

迷っているなら、まずは一歩

“やってみる”ことで見えてくることがある。

外国人職員の受け入れには、最初は不安があって当然です。 言葉や文化の違い、仕事の教え方……心配なことはたくさんあるかもしれません。でも、潤生園の皆さんが何より大切にしていることは、「まずはやってみる」という姿勢。 実際に一緒に働いてみることで、想像以上にスムーズにいったこと、思っていた以上にまじめで前向きな姿勢に驚かされたことがたくさんあったそうです。

やってみたからこそ、わかったことがある。

受け入れる側も、迎えられる側も、最初の一歩が大切。
迷っている施設があれば、ぜひその一歩、“やってみる”勇気を持ってみてください。きっと新しい景色が見えてくるはずです。

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未来への第一歩

アリさんは、来日して10年目。現在は日本人のご主人と2人のお子さんと暮らしながら、パートとして介護の仕事を頑張っています。介護は初めての分野でしたが、利用者さんとの会話や、仲間との支え合いを通して、「この仕事が好き」と実感するようになったそうです。

「私はじっとしているのが苦手なんです(笑)だから、動いているほうが性に合ってるんです」職場ではまわりの職員さんともすぐに打ち解けて、わからないことは何でも質問。「先輩たちがみんなやさしいから、働きやすくてありがたいです」と話してくれました。

「子どもたちがもう少し大きくなったら、本格的に勉強したいです。そのときのために、今は仕事の流れや日本語にもっと慣れておきたいと思っています」仕事と家庭の両立は大変だけれど、「家族も応援してくれているので、少しずつでいいから、あきらめないで進んでいきたい」と語るアリさんの言葉には、強さが込められていました。アリさん、自分のペースで無理せず頑張ってください!

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アナンさんは日本での生活7年目。介護の仕事を始めてからは2年ほど経ちます。最初は「自分にできるかな?」と不安もありましたが、実際に働いてみると、利用者さんと過ごす時間が楽しく、今では「介護は天職かもしれない」と笑顔で話してくれました。「“ありがとう”って言われた瞬間が、一番うれしいんです。自分の仕事が誰かの役に立ってるって思えます」

日本語能力試験のN3を取得しており、2年後には介護福祉士の資格取得を目指して勉強中。 休日は映画を見たり、静かに過ごす時間を大切にしているそうです。 職場では頼られる存在となり、将来は後輩をサポートできるリーダー的な存在になりたいという目標も。やさしく、しっかりと、自分のペースで夢に向かって進むアナンさんを、これからも応援します!

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アナンさん、いい写真!
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ヘイディの介護ワンポイントメモ

ヘイディ

介護の現場では、完璧な日本語よりも「伝えたい」という気持ちが大切。
笑顔ややさしい声かけは、言葉の壁を超えて相手の心に届きます。気持ちの通じるコミュニケーションこそ、信頼のはじまりです。

Heidy's Diaryとは

日本で働く外国人介護人材のリアルをご紹介する月刊誌!
インドネシア出身のヘイディが実際の介護現場にお邪魔し、外国人介護人材のお仕事や活躍の様子を独自の目線でレポートします。

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自分と同じく日本が大好きな外国人にとって、もっともっと働きやすい国にしたい。みんなの幸せが私の幸せにも繋がる!

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