要介護者の増加に対し、人手不足が問題となっている介護業界。厚生労働省は、持続可能な介護サービスにくわえ、サービスの質の維持と向上を目標としています。そのために欠かせないのが介護DXです。ここでは介護DXの必要性やメリット、そして具体例を解説します。
介護DXとは、介護の現場にAIやIoT、ICTのデジタル技術を導入し、業務やそのプロセスなどを変革することです。
いわゆる団塊の世代がすべて75歳以上の後期高齢者になる「2025年問題」に直面している介護業界では、介護DXの必要性が高まっています。近年、厚生労働省は介護現場のICT化を推進しており、コロナ禍をきっかけにデジタル技術を導入する介護事業所も増えてきました。
LIFEの活用が要件となっている加算も多数登場していますが、LIFEはケアの記録を電子化しなければ対応できません。
このような変化が起きている介護業界で事業者が生き残るためには、環境変化への適応が条件となります。少子高齢化による要介護者の増加と深刻な人手不足の中、環境の変化に適応するために重要なのが介護DXです。
介護記録システムや見守りセンサーなどのデジタル技術を導入することで、業務の効率化につながります。
たとえばこれまで手書きで行われてきた介護記録作成などの事務作業は、介護職員にとって多くの時間を取られる業務でした。介護記録システムを導入することで、データの入力や管理、共有までもがスムーズに行えます。こうした業務の効率化が、介護DXの大きなメリットです。
近年の介護業界の人手不足は、非常に深刻なものとなっています。マンパワーが足りないことで現場からは悲鳴が上がっている中、要介護者は増加する一方です。
しかし介護DXの活用によって業務効率化ができれば、多くの時間を割いていた業務をスムーズに進められます。その分の時間を別の業務に使えるようになり、サービスの質の向上につながるでしょう。
LIFEとは、科学的根拠に基づく介護を提供するために活用されるシステムです。活用が要件となる加算が多数登場し、導入している事業所も増えてきています。
詳しく理解したうえでシステムを導入したい事業所のために、ここではLIFEの概要や目的をはじめ、利用状況や利用方法、活用することによって得られるメリットを解説しています。
厚生労働省は、介護業界のICT化を推進しています。中でも、LIFEを活用するためにも必須となる介護記録システムを検討している事業のために、導入することで得られる3つのメリットと注意点をまとめました。
また、介護記録システムを提供している企業10社とシステムの特徴についても解説しています。
新型コロナウイルスの流行により、これまで主流だった働き方が大きく変化しました。介護業界も例外ではなく、様々なシーンでオンライン化が進められています。
ここでは、介護の仕事においてどのような業務をオンライン化できるのか、事例を交えながら解説しています。また、オンライン化の現状についてもまとめました。
超高齢社会へと突入し、人手不足が深刻な問題となっている介護業界。我が国では、介護ロボットの導入が推進されています。しかし現時点では、導入に関してまだ多くの課題があるのが現状です。
ここでは介護ロボットを取り巻く状況や、介護ロボットを活用してできること、導入する際の注意点を解説しています。
介護事業において、業務を円滑に進めるために活用できる補助金があります。補助金とは、要件を満たして審査に通過すれば、システム導入や職場環境の改善などにかかる費用の一部が補助される制度です。
ここでは、介護事業者がシステム導入や職場環境の改善を実施する際に活用できる補助金の種類や対象者、金額などを解説しています。