外国人介護人材の“リアル”をお届け!

今回は、外国人の介護職員を積極的に受入れているとお聞きした神奈川県横浜市の「社会福祉法人 伸こう福祉会」に訪問。ここで働く今年1月に行われた第36回介護福祉士国家試験に合格された外国人職員の方と外国人の採用と教育がご担当の国際業務推進室 室長に取材してきました。

ザンさん(ベトナム出身)
第36回(令和5年度)介護福祉士国家試験合格者日本語学校の留学生として来日。その後特定技能制度を利用して介護職員として働きはじめ、今年の第36回介護福祉士国家試験に見事合格!
A お母さんのアドバイスのおかげ---留学するのを決意した!
高校卒業前に留学生向けの説明会に出席して、説明会を主催した会社から「留学どうですか?」と勧められて、その後、色々と調べて、いいんじゃないかと思って日本への留学を決意しました。また、お母さんからもベトナムで大学に入ってもなかなか仕事を探せないし、探せたとしても給料面で日本のほうがいいよとアドバイスされたので日本への留学を決意しました。
A おばあちゃんから「ありがとう」と言われたとき
留学生の時、うどん店のバイトでおばあちゃんが来られて、イカ天だったと思いますが、ちょっと大きかったので、多分噛めないかなと思って、カットして提供したら、おばあちゃんから「ありがとう」と感謝してもらったんです。そこから高齢者をサポートする仕事に興味を持ち、調べてみたら介護の仕事を知って、介護の仕事を選びました。

A やりがいを感じているときが一番楽しいです
毎日利用者さんをお風呂入れたり、食事を提供したりして、あと一緒に散歩したときも利用者さんから「ありがとう」って笑顔で言っていただけれることが、介護の仕事にやりがいを感じて、一番楽しいです。

A 先輩のアドバイスをもらいながら独学で勉強した
独学で、平日は2~3時間、休日は5時間勉強しました。既に介護福祉士試験に合格した外国人の先輩社員がいたので、その方にのアドバイスや教えてもらいながら、自宅で動画サイトを活用して勉強していました。他にも、市販の教科書を買って勉強しました。

Q 海外人材の育成や教育は例えばどのようなことをしていますか?
弊社の外国人介護職員は、2ヶ月後には90人を超えます。日本語能力や介護技術が高い職員には、管理職になるための勉強会や研修を行っています。介護福祉士の資格を取るための教育支援もしています。今年は4人受験して、全員が合格しました!

働く環境がやっぱり大切だな!
ザンさんは介護士として働きたいから日本に来たわけではないですが、未経験でも一発で介護福祉士試験を合格できたことはすごいです! 自分の頑張りもそうだけど、林さんが行っている初めて働く外国人職員のための環境を整えることも非常に大切だなって改めて気づきました!
国際業務推進室 室長 林(Lin)さんに聞いてみました♫
過去には、登録支援機関から人材を採用して、支援をお願いしていました。ただ当時は、外部との連携がうまくいかず、問題をすぐにキャッチできなかったので、今では採用から支援計画書の作成、実施まで、全部自社でやっています。 私たちからは、人材に対しての問題や働きぶり、悩み、教育の問題など直接話して支援しております。登録支援機関も含めて、人材と施設そして支援する側との信頼関係を築いていくことが重要だと思います。
全てにおいて大変でした。正直最初は採用担当の自分自身や他のスタッフも分からないことが沢山ありました。例えば、ビザ申請の支援。研修も受けましたが、ビザ申請には、様々な書類があり難しいため、書類を理解しなければなりません。人材本人の書類だけではなくて法人の色々な情報も必要になります。また、お部屋探しや不動産契約で注意しなければいけないことなど、全くわからない状態だったので、本当に大変でした。もう何年も採用支援は行っているので、今では問題が発生したら、直ぐに対応できるようになっていて平気です。
日本に来る外国人材は、若い人が多いです。だから縛らないのが1番大事じゃないかなと思っています。例えば、介護の仕事を60代、70代まで続けることは難しく、日本で長く働くために他の仕事にチャレンジしたいと思う気持ちがあれば、支援してあげたいです。施設にとって、退職されれば大変ですが、この子たちの人生を考えると、辞める人にも例えば年金の手続きなど支援しています。
海外人材が資格を取ったときがはもちろん嬉しいですけれど、他にも嬉しいことは、子供できたり、結婚したりして写真や動画を送ってもらったときがすごく嬉しいですね。私にとっては、みんなが自分の子供のように成長して、ちゃんと家庭を守って、「頑張ってね」って言ってあげるのも親心というか、嬉しいなと思います。
実現したいことは、外国人の子たちには、まず 仕事以外でも日本での生活をもっと楽しんで欲しいという思いがあります。介護の仕事って結構辛い仕事だと思うんですよ。精神的にも、体力的にも。中には働いて、結構仕送りしている子もいます。日本での生活を楽しんでいない子もいると思うので、その子たちの生きがいというか、日本での生活は楽しんで欲しいという思いがすごくあります。バス旅行やフェスティバル、日本人職員との交流会などを計画して、仕事以外の楽しみやこの子たちしかできないことも用意してあげたいと考えています。
施設に対しては、ただ介護士が足りないから外国人を採用するのではなくて、外国人人材の全てをちゃんと見てあげるということがとても大事です。外国人人材は少しずつ成長していきますが、施設側も採用した人材の国のことを勉強して、お互いに信頼関係が生まれるまでは少しずつ努力して 欲しいと思います。

林さんが言ったように、仕事だけではなく日本の生活を楽しんだら何倍も頑張れますよね!
介護福祉士国家資格を取得したザンさんに
今後のさらなる展望をお聞きしました。

私は、日本語学校の留学生として来日して、その後介護の仕事に興味を持ち、特定技能で介護職員として働きはじめました。介護の仕事をしながら介護福祉士になるために勉強して、今年の介護福祉士国家試験に合格して、介護福祉士になりました。資格を取った後は、介護福祉士として働きながら、次は社会福祉士の資格を取りたいと思っています。介護の仕事は本当に好きなので、これからも日本に住んで仕事を続けたいです。故郷のベトナムには、今年の8月に4歳になる子供がいます。来年日本に来て一緒に住めるように要望をしているところです。将来は子供も日本に来るし、休日には旅行へも行きいので、車の免許も取ります!
Heidy's Diaryとは
日本で働く外国人介護人材のリアルをご紹介する月刊誌! インドネシア出身のヘイディが実際の介護現場にお邪魔し、外国人介護人材のお仕事や活躍の様子を独自の目線でレポートします。

ヘイディ
自分と同じく日本が大好きな外国人にとって、もっともっと働きやすい国にしたい。みんなの幸せが私の幸せにも繋がる!

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